大手会社では入社同期も多く、色んな人材を幅広く採用していなたのが私が入社した23年前となります。もう少し会社生活はあるのですが、一般的に35歳~40歳までの間に出世するかしないのかが何となく決まる社風に気づきました。

 私は今は後者の出生できなかったタイプです。今、会社では年下で私より入社が遅い後輩が所属長でありますが、私はその所属長の片腕ではないことは確かです。

 但し、とある分野に置いてその所属長は私に一目置いており、私の仕事に関しては好き勝手にやらしてもらっております。それはクライアント掌握や関係性で掌握している範疇は私のブラックボックスとしてその箱の中身を上手く隠しているからできることです。

 ちょっと一匹狼的な書き方になりましたが、逆に私はその所属長がやっている仕事領域には一切足を踏み入れません。中には協力を求められる場合もありますが、その場合はきちんと指示を仰ぎその駒に徹して仕事をします。上手く立ち回ることで好きなことをやらせてもらい、それなりの忠誠心を大義上やっていることを上手演じております。

 所属長は私以外の部下とプライベートでも付き合いが有るようで、私は全くプライベートの付き合いはしておりません。飲み会に誘われる事も無ければ、ゴルフ、趣味での誘いもなく、完全なドライな付き合いです。
 私の会社からの査定はその所属長がするのですが、そうですね全て普通の査定です。それは非常に良いことで給与・賞与も上がらず、下がらずということになります。もうすぐ50代に突入しますが、会社での昇進は今の役職止まりでだと私は強く感じます。
 自分の専門性で定年まで上手くやっていくことが楽しみです。寿司で言えばネタは期待され、味や食感を問われますが、”あがり”は飲んでホッとする感覚を会社に与えると思われます。ただ、上がりもお茶に種類があるので、私は普通の緑茶で誰が飲んでもほっとする職場での演出を心がけ、その空気を楽しみたいと思います。
 残業はほどほど、土日は会社を離れ、資格を取ったり、時間ができれば趣味の時間に没頭しております。お金が増えませんが、減ることもなく今を楽しんでおります。
 出世街道に目をギラギラさせていた時期もありましたが、負け組をしっかりを意識できれば、こんなにも会社生活を楽しめることはありません。年を取れば取るほど、転職は厳しくなるもの。出世を外れた今、存在価値を上手く演出し、如何に人生を楽しむのか、非常に大事なことだと多くの方に伝えたい。出生するのはほんの一握り、散る花にも美しさを如何にみせるか、考えたら人生かわるのではと私は思います。